ONE PLUS 1 gallery 2周年記念企画展
駒形 江美 / カメラ★ライフ-写真展-
2007.10.25-11.05
「秀美」

初期の代表作とも言える作品「秀美」です。
この作品はひとりの女の子の成長の過程を 長年にわたって記録したドキュメンタリーにもなっています。
小学校の卒業式から妊娠育児まで。
自分の子供の頃と重ね合わせてみたり、違うドラマを追体験してみたり。
じっくりと被写体と向き合った作品はきっと見る人にも なにか語りかけてくるでしょう。

 

在廊日時決定!

現在オーストラリア在住の駒形江美さんが、 個展にあわせて帰国、
ギャラリーに在廊してくださることが決まりました。

日時は 10/25(木・初日) 12:30〜14:30&19:30〜20:30頃
10/27(土)12:00〜14:00頃 です。

ぜひこの機会に直接、江美さんとお話ししにいらしてください!

そして、25日(木)の個展初日、 中崎町商店街にある焼き鳥居酒屋で江美さんをかこんで、
ささやかな飲み会を予定しています。
時間は8時半ごろから2時間くらい。予算は4000円くらいかな。
定員は最大20名ほど。
そろそろお店に予約を入れようと思ってるので、
参加希望の方は こちらのアドレス
info@one-plus-1.net まで
「オープニングパーティ参加希望」 と書いて、
お名前と連絡先を明記の上、お申し込みください。
定員に達した時点で締め切らせていただきますので、お早めにどうぞ!

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「秀美との思い出」

私は高校生から大学生にかけて阪神タイガースの熱狂的なファンで、 よく球場に応援に行っていました。
秀美の家族とは、球場で応援仲間として出会い、 自然と家に遊びに行くようになりました。

最初家に遊びに行った時は本当に度肝を抜かれました。
1DKのアパートに、最高で両親+4人の娘+秀美の子供+おじいちゃん+居候まで住んでいましたから!
子供達は3段ベッドで、おじいちゃんはタンスの後ろ(!)、
お母さんは一番下の子供と押し入れで寝たりしていました。

最初は『この時代にこんな家庭があるんだ!!』とショックを受けたのですが、
いつも笑いと来客の絶えないこの家がとても居心地が良くて、
ついつい気付くとあのアパートの前にいるような感じでした。
私の家にはなかった『何か』があそこにはあったような気がします。

いつ訪れても玄関に鍵がかかっていなくて、 「おー来たか〜!」という感じで、
「ご飯食べてくかー!」とご飯が出て来る。
ひとつの長いテーブルでみんなが触れる距離でワイワイ食べるご飯。
食後は「風呂入っちゃってー!」というノリ。置きパジャマまでしていました。

お父さんが焼酎を飲みながら冗談を飛ばして、娘達がそれに突っ込みを入れて、
お母さんがゲラゲラ笑って・・・。 そんな家でした。

私は姉妹に『一番上のお姉ちゃん』として慕ってもらっていて、 彼女の学校の悩み、恋愛の悩みなど、
色々と聞いたものです。 私も彼女達といると、自然体でいられた気がします。

姉妹みんなと仲良くしていましたが、被写体として惹かれるのは秀美で、 彼女の目や表情にゾクゾクしながら、
夢中になって撮っていました。 秀美の性格が自分の小さい頃と重なって、更に彼女の瞳に惚れ込んで
いつの間にか彼女の写真をひたすら撮る事になりました。
暇ができると、「秀美、写真撮ろうか。」みたいな感じで、 彼女も楽しんでくれていました。

特に、小学生から中学校に上がる辺りの彼女は、少女から少し女の表情を見せるようになって、
そこを残しておきたくて、とにかくたくさん撮りまくっていましたね。

そうこうしている内に、かなり歳の離れた優美(4女!!)ができて、これまた家族に大きな変化が生まれ、
更にバシバシ撮っていた訳です。

彼女が幼なじみの子供を15歳で妊娠して、大きなお腹を抱えて16歳で結婚式を挙げた時は、
やはりショックでしたが、 妹の結婚のように、ドレス姿を見た時は感激したものです。

『少女』というテーマで撮っていた彼女が、 もう『お母さん』になる訳ですから。

彼女が可愛い男の子を産んで、その子とのショットを撮った時に、
このシリーズが私の中で完結したような気がしました。

一緒に遊んだり、笑ったり、家庭の問題に一緒に頭を悩ませたり、 そんな中から生まれた作品です。

大切な作品ながら、ずっと眠ってしまっていたシリーズを、
個展として形にして下さったギャラリーオーナー八津谷さんには、 本当に感謝しています。

本日はご来場頂き、ありがとうございます!

カメラ★ライフ 駒形江美